Reading is a dreaming with open eyes
読書すき。
読書の秋。
去年の七夕の日からビブリアっていう読書管理アプリで読んだ本記録していて、始めてから66冊読んでるみたいです。
その中で印象に残っているものを載せてみようと思います📚（どんな感じで本の紹介してたか忘れてる）
◎ストーリー
異形と見なされるほどに「たいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった」川村七竃と同じく雪風の孤高の変わり者２人と、周りの大人たちが織り成す痛切な愛の物語。
◎メモ
桜庭さんのこの装丁のシリーズ集めてます。ストーリーよりも透き通るような表現が好きなんですけど、この作品はストーリーも面白いです。
旭川が舞台で異形のごとき美しい少女と少年が主人公だから背景が真っ白。その銀世界で腐った甘い果実を潰したような展開。
あぁ、そうはならないでって叶わないと知りながら願う感じです。
◎ストーリー
夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。
◎メモ
バベルの会の会員の格式ある良家のお嬢様たちの短編集。
ストーリーを読んで、夢想家のお嬢様が集うふわふわの読書会中に殺人が起きて謎解きみたいな話を想像してたら良い意味で裏切られます。
育ちの良さから溢れ出る品は甘美だけど、実際はしきたりとか血統に縛られて陰鬱な闇を抱えた毒のある花みたいなお嬢様たちの華のある毒。最後の結末が「うわー、そういうことか。」とか、「え、もしかしてこういうこと？」ってなる感じで脳髄が冷たく痺れるっていう表現がぴったり。
日本語もとっても綺麗で、読むのが勿体無くて時間をかけて味わって読んだ覚えがあります。
◎ストーリー
妻子を愛する４２歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で「リカ」と名乗る女性と知り合う。しかし彼女は、恐るべき“怪物”だった。長い黒髪を振り乱し、常軌を逸した手段でストーキングをするリカ。その狂気に追いつめられた本間は、意を決し怪物と対決する。
◎メモ
少女七竃〜と儚い羊〜に比べてエンターテイメント性の高い東野圭吾さんとか誉田哲也さんの文章に近いどんどん映像化されて脳内再生されてすぐ読み終わるような作家さん。
今まで読んだ本の中でトップ3に入る怖さ。
幽霊系ではなくて実在の人間系で本当の本当に怖いので大丈夫な人には是非読んでみて欲しいです。
◎ストーリー
その岬には資産家の娘だけが入れる全寮制の女子大があった。衣服と食べ物は好きなだけ手に入るが、情報と自由は与えられない。そんな陸の孤島で暮らす４人の少女ー高校で同性と心中未遂を起こした矢咲、母親に捨てられた小津、妾腹の子である三島、母親のいない都岡。孤独な魂は互いに惹かれあい、嫉妬と執着がそれぞれの運命を狂わせてゆく。胸苦しいほど切なく繊細な、少女たちの物語。
◎メモ
ラプンツェルの塔に閉じ込められたメランコリックな少女たち。
グミベア、焼きたてマフィン、パフスリーブのベビードール、イチゴの指輪、ジンジャースパイス入りの甘い紅茶、白いシャコガイの灰皿。
誰にも壊せないくすんだパステルの女の子だけの世界を内側から自分たちで壊す行為の耽美さといったら。
ソフィア・コッポラに映画化して欲しい、というか絶対バージンスーサイズの原作「ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹」と、恩田陸さんの「麦の海に沈む果実」に影響受けてると感じました。
◎ストーリー
人間の代わりに「八咫烏」の一族が支配する世界「山内」で、世継ぎである若宮の后選びが始まった。朝廷で激しく権力を争う大貴族四家から遣わされた四人の后候補。春夏秋冬を司るかのようにそれぞれ魅力的な姫君たちが、思惑を秘め后の座を競う中、様々な事件が起こり…。史上最年少松本清張賞受賞作。
◎メモ
平安時代を連想させるけど別世界のお話。
ふんわりしてる霞の中で渦巻いている思惑だったり感情を読むのが面白いです。
昔から地球ではたまたま猿が進化して人になってるけど、月には月族がいて宇宙のどこかの星では鳥が進化して人みたいになってる可能性もあるなーとか考えるの好きだったので八咫烏の世界は違和感なく受け入れられました。
世界観を掴むまでは少し難しいけど逃避できるしシリーズ化もしていて次巻の「烏は主を選ばない」も面白かったです。
〆
このくらいにしておこう。
映画も11ヶ月弱で322本観てるので集中して観れて、かつ印象に残ってる面白かった作品を載せたいです◎
xoxo
2コメント
2017.10.08 07:24
2017.10.07 14:29